デアゴスティーニ鉄道模型パーツ付マガジン「週刊 蒸気機関車C62を作る」
週刊 蒸気機関車C62を作る 〜NO.1〜 2007.09.15(土)
買ってしまったものの、作ろうかどうしようか迷いの日々が続いていました。作ってしまったら、毎週買わなくてはいけない。それほどのものかどうか、未熟者の私にはなかなか判断ができなかったのです。

でも、頭で考えていても仕方がない。とにかく「やめた!」と思うところまでは進もうと思って、作り始めることにしました。
第1号のパーツ。

鮮やかな青の台紙の中にきちんとおさめられた重厚なパーツが男心を擽ります。この感覚はなんでしょうね。クルマでもそうですが、金属パーツというのは男を惹き付ける魅力があるようです。
第1号には、このようなDVDも付属しています。

製作の方法がすべて掲載されているのかと期待して見ましたが、予想通りというか、最初の数号の分の製作紹介にとどまっています。

あとは、C62の全盛期時の動画がけっこうおさめられていて、これが懐かしくて見入ってしまいました。特に、20系ブルートレインを牽引するC62なんて迫力あってよかったですね。
製作にあたり準備したのは、瞬間接着剤とエポキシ接着剤のみ。ニッパーだのヤスリとかいった工具類は、モデラーの常識としてすでに持っていますので不要です。ちなみにデアゴスティーニの通信販売で工具セットが買えますが、なんと8000円以上もします。
接着剤も手持ちのものでもよかったのですが、これくらいはあらためてそろえて、「さぁ、やるぞ!」という気持ちを高めたかったというほうが強いです。
左が真鍮製の煙室扉、右が亜鉛合金製の煙室カバー前縁。
思った以上に大きいですし、パーツの肉厚もあります。
材質が違うのに、表面は同じような真鍮色をしていますので、質感は塗装で表現しているようです。
裏から見ると、材質の違いがよくわかります。
両方とも、表側のきれいな雰囲気はまったくありません。
本当はハンダでパーツを取り付けようと思ったのですが、中には熱に弱い材質のパーツもあるかも知れませんので、そこは指示通りに接着剤でいくことにしました。
最初の工作は、ナンバープレートを煙室扉に取り付ける作業となります。説明書では、4本に切り出した真鍮製ステーを先に煙室扉に取り付けるとありますが、そうすると、ナンバープレートを取り付けたあとに、ナンバープレート側の真鍮線の端側処理をしないといけないので、あっさりとその方法は却下しました。

まず、4本に切り出した真鍮線の端側処理をヤスリでしっかりと行います。それが終わったら、写真のように平らなところにナンバープレートを裏向きに置いて処理が終わった側の真鍮線を差込みます。差し込んだら傾きに注意しながら、瞬間接着剤を流し込みます。
ナンバープレートの真鍮線が完全に固定されたら、煙室扉に反対側を差し込みます。間にジグを入れて差し込みすぎないように注意しながら、ゆっくりと押し込みます。

位置が決まったら、裏側に瞬間接着剤を流し込み、固定されたら、ニッパーで余分な真鍮線をカットしておきます。このやり方だと、流しにくいところに瞬間接着剤を流さなくてもすみますし、何より、表面が美しく仕上がります。
煙室扉ヒンジを煙室カバー前縁に取り付け、そのあと煙室扉を取り付けます。このあたりは、パーツ同士の精度がよくて気持ちよく作業を進めることができます。

ナンバープレートも美しく仕上がっているのがわかると思います。本物のナンバープレートは縁以外は黒ですので、仕上がり時には真鍮線の頭を黒くタッチアップしておいた方がいいかなと思っています。
煙室扉はスムーズに開きます。
開くとこんな感じになります。

さて、第2号もすでに入手済みですので、この調子で作業を続けていこうかと思います。

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