講談社週刊Nゲージジオラマ製作マガジン「昭和の鉄道模型をつくる」
昭和の鉄道模型をつくる 〜NO.1〜 2007.07.19(木)
本日発売の週刊Nゲージジオラマ製作マガジン「昭和の鉄道模型をつくる」。

これはけっこう大人のツボをついてきたのではないかと思いますねぇ。その証拠に、いきつけの本屋さんに買いに行ったら、カウンターの中に取り置きがたくさんありましたよ。

鉄道模型はやりたいけど、どうやればいいかわからないといった感じの人たちにはピッタリの企画に思います。毎週、製作に必要なパーツ類が付属していて、説明どおりに製作していけば50週間、つまり約一年でこじんまりとしたジオラマが完成するというわけです。しかも、25冊買えば、動力車を動かすことができるパワーパックが無料プレゼントでもらえます。すごい!

ただ、このプレゼントのからくりは一度でもNゲージのジオラマ(鉄道模型の場合はレイアウトといったほうがしっくり来ますが)を製作した人ならすぐにわかります。一冊1,490円、特別価格のもあるそうですがすべて同じ価格として考えますと、全50冊で総額74,500円。45cm×60cmの完成ジオラマ写真をざっと眺めて必要パーツを想定し、それを模型店で2割引で購入するとすると、たぶんパワーパックを入れてもその半額くらいで買えると思います。つまり、多少の知識と経験があって、自分でジオラマを作ってみようという人には、けっこう割高かも知れません。
でも、順番にパーツが届き説明書にしたがって作業を進めるという、キットを組み立てるような楽しさを味わいながらジオラマを作ると思えば、これはこれで充分なほどの楽しみ方だと思いますし価値もあります。それに、「昭和の鉄道模型をつくる」というのも、おじさんには郷愁を感じますし、説明書にはその時代の社会での出来事も掲載されていて懐かしさを味わえるわけです。ちなみに、創刊号の付属パーツは、フリーランスの「モ1031」。昭和初期に似合う旧型車輌です。トミーテックの「鉄道コレクション」仕様なので、車体は悪くありません。パンタグラフや台車を換えれば立派なNゲージ車輌です。ちなみにこの車輌の価格は販売価格にすると500円くらいです。

正直なところ、私の部屋には180cm×90cmの製作途中のレイアウトがあるわけで、わざわざ別に7万円以上もかけて45cm×60cmのジオラマを作る必要もないのですが、そういう付加価値が私は大好きですので、この企画にはまってみようと思います。ひょっとしたら、途中で物足りなくなってやめるかもしれませんが、とりあえず今は最後まで付き合おうと思っています。できれば、ここでその製作記を報告できれば楽しいかも知れません。
この内容は、ブログ「いつまでも青く、枯れても青く」から転載したものです。
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