講談社週刊Nゲージジオラマ製作マガジン「昭和の鉄道模型をつくる」
昭和の鉄道模型をつくる 〜NO.3〜 2007.08.14(火)
週刊Nゲージジオラマ製作マガジン「昭和の鉄道模型をつくる」第3号。今回は工作を楽しめる「駅舎」のキットが付属品としてついています。

よく見ますとこの駅舎の駅名は、「面影橋」と書いてあります。面影橋といえば、私の年代ですとついついこの歌を口ずさんでしまいます。

 ♪面影橋から〜 天満橋〜  
 ♪天満橋から〜 日影橋〜


昭和46年の歌です・・・。
駅舎もその時代の田舎によくあった形のもの。入り口にある電話ボックスも昔はこんなのでしたねぇ。今じゃ携帯電話の普及で電話ボックス自体が珍しい時代になってしまいました。
さて、キットですが、パーツは左の写真の通り。さほど多くないパーツ数で、色もプラの成形色ではなくきちんと塗装されています。その塗装も壁や屋根に適度なウェザリングが施されてあって、そのまま組んでも充分にリアルなものに仕上がる内容になっています。

作り方は、冊子の9ページに写真入で組立て手順が書いてありますが。プラモデル製作慣れている人ならば箱に書かれている図だけで充分組み立てられるでしょう。ただ、箱の絵は一部間違いがありますので仮組みはきちんとすることが必要です。冊子の組立て手順で気になるところは、「ランナー付きパーツを指先でねじり切る」という記述。接着部分や見えるところがランナーとつながっていますので、ねじり切ったら絶対にきれいに仕上がりません。きちんとニッパーとカッターナイフは準備するように書くのが親切だと思います。

組立ては冊子の手順とは異なった手順で作りました。右の写真のように、駅舎の建物は先に壁と屋根を組み立て、庇の柱は庇に接着し、その他の室内や屋外のパーツは土台に接着します。それを最後にあわせるという手順です。理由は、建物を強固に接着するには建物をきちんと組みつけたかったからです。
組みつけてみて気になるところは、改札と庇の柱の太く見えるところでしょうか。改札は少し細くなるように削ってみましたが、柱はそのままにしてあります。パーティングラインも目立ちますので、柱は一度整形したほうが見栄えはよくなると思います。しかし、レイアウトに使うものですから、絶対に手を入れなくては後悔するというものではありません。きっと風景の中に入り込めば些細なことは気にならなくなるものです。そういうことで、私も柱はそのままとしました。
完成したらこんな感じに仕上がります。基本的には素組みですが、それでもこういう雰囲気あるものに仕上がります。なかなか風情があります。これから建物が揃ってくるとさらに魅力が高まっていくんだと思います。<br clear="all">
完成した駅舎を眺めていると、ついついまた口ずさんでいました。

 ♪季節はずれの 風にのり
 ♪季節はずれの 赤とんぼ
 ♪流してあげよか 大淀に
 ♪切って捨てよか 大淀に
この内容は、ブログ「いつまでも青く、枯れても青く」から転載したものです。
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